榎本東山 吉祥初夢福徳図 尺五

黎明を浴びて真紅に染まる「霊峰富士」を背に、

逞しい爪で吉運をしっかりと掴む「鷹」が長寿の象徴である老松にとまり、

物事を成すに通じる「茄子」がたわわに実っている様を描いた吉祥縁起作品です。

さらに七福神も描かれ、最高の初夢題材を一堂に描き上げた、まさに縁起尽くしの一幅となっております。

作者の榎本東山は、古都ならではの美しさを描きあらわした作品を多く創出し、繊細な筆さばきは高い評価を集めております。

「一富士二鷹三茄子」は、初夢に見ると縁起が良いとされる吉祥の画題です。

徳川家康が富士の裾野へ鷹狩に出かけた際に、後の天下取りを予言したことに由来し、後に初夢を見ると一年縁起が良いと伝えられてまいりました。

富士は日本一の霊峰として不二(二つとない)の意味を持ち、鷹は高く飛翔する様から運気上昇を、茄子は「成す」に通じて事を成就することを象徴しております。

さらに七福神も加わることで、福徳円満、商売繁盛、開運招福の願いが込められた、最高の吉祥画題となっております。

お正月の床の間飾りに最適な掛け軸です。

新年を迎える時期にお飾りいただくことで、一年の幸運と繁栄を願う縁起の良い空間を演出いたします。

七福神も枕の下にその絵を敷いて寝ると良い初夢が見られるといわれてきた画題ですので、新春のお祝いにふさわしい一幅です。

お正月用の掛け軸をお探しの方に最適です。

開店・開業祝いや新築・落成式のお祝い、贈答用としても大変喜ばれます。

縁起の良い画題は、商売繁盛や家内安全を願う方、一年の幸運を祈念したい方におすすめです。

一富士二鷹三茄子と七福神が素晴らしい年の始まりを高らかに祝ってくれる、吉祥縁起尽くしの作品は、どなたにも喜ばれる贈り物となることでしょう。