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古来、登竜門の故事に倣い、激流を遡った鯉が龍神となって天へ昇る姿は、出世栄達の象徴とされております。
水飛沫をあげ豪快に跳ねる鯉が龍神に変身し、威厳あふれる様で忍び寄る悪災をことごとく追い祓う、荘厳な趣あふれる厄除開運作品です。
龍は雨を降らし豊作を助けるともいわれ、勝利に通じる「昇鯉」とともに、龍神が忍び寄る厄災をことごとく追い祓い、ご尊家の限りない厄除と繁栄を祈念してくれることでしょう。
作者の森山観月は、幼少より画才に恵まれ、独学にて日本画を会得いたしました。
その後雲堂画伯に師事し、伝統の日本画に現代感覚をうまく取り入れた画法に一層磨きをかけております。
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